コラム
高齢化社会の孤独死問題とは
現代の問題として注目されている孤独死。年間でもかなりの数の方が孤独死という形でお亡くなりになられています。今後も増え続けるという予想もありますので、何かしらの対策を早急にとる必要があるでしょう。しかし、なぜ孤独死は増えていくのでしょうか。
孤独死とは
誰にも看取られることなく、死後に発見されることを孤独死と言います。孤独死の多くは、1人暮らしの老人が急性の疾病によって亡くなるケースが多いですが、中には、経済的に苦しく、餓死してしまう方もおられます。最近では、夏の暑さで熱中症になってしまい、そのまま亡くなられるケースも増えています。
孤独死が増え続ける原因
孤独死が増えている大きな原因としては、高齢化社会と核家族化が挙げられるでしょう。高齢者が増加すれば、年間で亡くなる方の数は必然的に増加します。それに加え、核家族化が進んでいる現代では、親子の関係が希薄になってしまい、気づかないうちに孤独死をしてしまうケースが増えています。また、未婚者の増加も孤独死の原因の1つではないでしょうか。未婚者で子供がいない、または子供の援助を受けることができない場合、1人きりで生活を送っていかなければなりません。元気なうちは良いですが、病気や怪我などのトラブルが起きてしまうと、孤独死してしまう可能性が高まります。その他の場合でも、不景気の影響を受け、子供が親を養うだけの余裕がないことや、近所との付き合いが昔に比べ少なくなったことも、原因の1つとして考えられます。
孤独死を防ぐ方法は?
孤独死を防ぐ方法として一番有効なのが、コミュニケーションをとることです。家族、友人、近所の方など、誰でも良いので、頻繁にコミュニケーションをとることが大切です。頻繁にコミュニケーションをとることで、何かあった際、すぐに異変に気づいてもらうことができます。また、声を上げることも大切です。怪我をしてしまった、生活が苦しいなど、困っていることがある場合は、誰かに相談をしましょう。相談をすることで、現状を周りに知らせることができます。これらの対策方法は、1つだけ行うのではなく、2つ、3つと保険をかけるつもりで何個も行うことが大切です。
このように孤独死は年々増加傾向にありますので、地域で協力をしてできるだけ防いでいくことが大切です。また、孤独死の問題としてもう1つ挙げられるのが、その後の清掃です。孤独死の場合、死後数カ月経過してから発見されるケースもあり、部屋などが汚れてしまっているケースもあります。
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