コラム
孤独死トラブルにならないためには
近年、ニュースでも頻繁に取り上げられるようになった孤独死は、その後のトラブルが問題視されています。身内が孤独死したことで、多額の賠償金が発生したケースもあるため注意が必要です。高齢者による1人暮らしが増えた現代では、決して他人ごとではありません。
孤独死がトラブルになるケース
孤独死となった場合に多いのが、発見されるまで時間が掛かることです。遺体は放置される時間が長いほど腐敗が進み、腐臭を発したり、虫が湧いたりします。腐臭は、壁などに染みつき遺体からの体液は布団や床を汚してしまいます。こうなってしまっては、通常の清掃業者では対処できず、特殊清掃を依頼することになります。特殊清掃は、一般的な清掃に比べ精神的な辛さや特殊な洗剤を使用することなどから、高額になることが多く、その費用は基本的に相続人のいる遺族側に請求されます。また、状況によっては壁紙やフローリングの張替などリフォームが必要な場合もあり、一般家庭では支払いが難しい額になることも少なくありません。孤独死はこうしたトラブルを引き起こす可能性が高くなっています。
賠償額が高くなる理由
上記のように原状回復させる費用に加えて、不動産業者はさらに賠償額を請求してくることがあります。その理由は、いくら物理的に部屋を綺麗にしても、心理的な嫌悪感はなくすことができないからです。遺体があった部屋をわざわざ選んで借りる人は極少数だと思いますので、借り手が見つからなかったり、借り手を見つけるために家賃を値下げしたりしなければなりません。
孤独死を防ぐことが大切
親が1人暮らしをしていて仕事の都合などで遠くに住んでいる場合は、すぐに様子を確認しに行くことができないため、常に心配してしまうことでしょう。そんな方におすすめしたいのが、便利屋です。基本的にどのような依頼でも引き受けている便利屋なら、高齢者のお宅に足を運んで様子を伺いに行きますので、何か変化があった時はすぐに状況を知ることができます。孤独死を防ぐ方法の一環として、ぜひ便利屋をご活用ください。
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